采配が裏目に出てしまったレイズのエース左腕、ブレーク・スネル投手の降板。ケビン・キャッシュ監督がその決断について、“ある選手”との対決を避けたかったからと説明した。

今シリーズ2度目の先発となったスネルは好投を見せ、6回途中までドジャース打線をわずか1安打、無失点と完璧に抑え込んでいた。

ところが、1死でヒットを許した場面で、キャッシュ監督が交代を宣告。すると、その直後に後続の投手が二塁打を許し、さらに暴投、フィルダースチョイスで2失点。73球、わずか2安打のエースを下げたことは、勝敗を大きく分ける采配失敗となった。

米全国紙USAトゥデーのゲーブ・ラック記者がツイッターで明かしたところによると、キャッシュ監督はこの交代策の理由について「ムーキー(・ベッツ)との3打席目を避けたかったから」と説明したという。

ただ、ベッツは今季レギュラーシーズンの対左投手の成績が打率2割、本塁打なし、2打点と低く、ポストシーズンの数字も見栄えしないもの。また、この日、スネルはベッツを2三振に仕留めていた。