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【中日】福留孝介が引退 3度のリーグV、WBC2度世界一…日米通算2450安打ヒットメーカー現役に終止符 - Au Webポータル

引退する中日・福留

 中日・福留孝介外野手(45)が現役を引退することが7日、分かった。近日中に球団から発表される見通し。PL学園(大阪)の主軸だった高校時代からスター街道を歩み、プロ入り後はWBCで2度の世界一を経験した。中日のリーグVに3度貢献し、米大リーグ・カブスや阪神でも活躍。首位打者2度、ベストナイン4度、ゴールデン・グラブ賞5度と記録にも、記憶にも残る球界最年長選手が現役生活にピリオドを打つ。

 球界最年長の福留が現役引退を決断した。3月25日の巨人との開幕戦(東京D)で「3番・左翼」で先発し、落合博満氏を抜いて、44歳10か月のNPB最年長開幕スタメン記録を作った今季。PL学園の先輩でもある立浪和義監督(53)の下、経験豊富な左の切り札として期待されたが、開幕から2か月後、5月26日の西武戦でようやく初安打が出た。22試合で1安打、3打点。打率4分3厘と苦しみ6月13日の交流戦後に出場選手登録抹消。以降2軍暮らしが続いている。

 今季、納得した成績こそ残せなかったが、1軍に定着した高卒3年目の岡林を筆頭に、石川昂、鵜飼、ブライトら若手に惜しみなく自身の経験を伝えてきた。時には“専門外”の投手にも。高卒2年目で現在5勝を挙げる将来のエース候補・高橋宏には、打者目線でレクチャー。大野雄や柳といったエース格の投手にも自ら積極的に声をかけた。今季最大の連敗となった5月の7連敗中には、ロッカールームで各選手の登場曲をスマホから流し、場を和ませるベテランならではの気遣いも。グラウンド内外でチームを支えた。

 高校時代からトップを走り続け、栄光をつかんできた。PL学園では1年から主軸で、春2度、夏1度の計3度、甲子園出場。3年秋にはドラフトで7球団から指名されたが、交渉権を引き当てた近鉄の指名を拒否。社会人の日本生命へ進み、3年後、意中の球団だった中日へ逆指名で入団した。

 竜では強打者として3度のリーグ優勝に貢献。遊撃から外野手転向も経験した。WBCで2度の世界一をつかみ、五輪にも2度出場してともにメダルを獲得するなど国際大会でも活躍。米カブスや阪神を経て、21年から14年ぶりに古巣・中日へ復帰した。

 下肢に軽度の肉離れを発症していたが、この日はナゴヤ球場で鵜飼とキャッチボールやランニングなどで汗を流した。今後、球団はホーム最終カードとなる23日からの巨人3連戦(バンテリンD)でその功績をたたえ、引退セレモニーなどを行う予定。日米通算2450安打の希代のヒットメーカーが、24年間のプロ野球生活に終止符を打ち、ユニホームを脱ぐ。

 ◆福留 孝介(ふくどめ・こうすけ)1977年4月26日、鹿児島県生まれ。45歳。PL学園高から日本生命を経て、98年ドラフト1位で中日入団。2006、09年WBCで世界一。07年オフにFAで米カブス入り。Wソックスなどを経て13年に阪神入団。21年に再び中日入団。今季年俸3300万円(推定)。182センチ、90キロ。右投左打。

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