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ウッズ選手は「生きていて幸運だった」、自力で立てず…車横転事故 - 読売新聞

 【ロサンゼルス=久保庭総一郎】米男子ゴルフのタイガー・ウッズさん(45)が運転する乗用車が23日午前7時頃、カリフォルニア州ロサンゼルス郊外で横転事故を起こし、大破した。ウッズさんは消防隊に救出され、病院に搬送された。

 米メディアは事故直後、両脚を骨折したなどと報じた。ウッズさんは同日夜、自身のツイッターアカウントで、複雑骨折した右脚のすねと足首を医療器具で固定する緊急手術が無事終了したことを明らかにした。

 地元当局などによると、ウッズさんのスポーツ用多目的車(SUV)は片側2車線の下り坂道路を走行中、中央分離帯を乗り越え、反対車線わきの草地に横転した。同乗者はいなかった。事故現場周辺にブレーキ痕はなく、地元当局はスピードの出し過ぎが原因とみている。飲酒や薬物使用などの影響は確認されていない。

 事故直後、ウッズさんはシートベルトを着用したまま運転席に閉じこめられていた。意識はハッキリしていたが、自力で立ち上がることができない状態だったという。地元当局幹部は、記者会見で「生きていて幸運だった」と語った。

 ロサンゼルス・タイムズ(電子版)などによると、ウッズさんは現場から車で約10分離れた高級リゾートホテルに滞在。この日は、ゴルフ番組の撮影でゴルフクラブに向かう途中だったという。

 ウッズさんは男子プロゴルフの元世界ランク1位で、米ツアー歴代最多タイの82勝を誇る。最近は椎間板切除の手術を受け、4月のマスターズに向けてリハビリ中だった。東京五輪も目指していたが、ツアーに出場してポイントを稼ぐ必要があり、出場は絶望的となった。

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