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生え抜きが主力に 日本一の阪神、近年のドラフト戦略が結実 - 産経ニュース

8回、大山悠輔の適時打で生還し、湯浅京己と抱き合う阪神・森下翔太(右)=甲子園球場(撮影・水島啓輔)

阪神7-1オリックス(5日)

阪神ナインの手で岡田監督が宙を舞った。選手たちは抱き合い、日本一の歓喜に酔いしれた。チームの最大の魅力は、20代中心の若さにあふれていたことだ。日本シリーズでも、第4戦で大山がサヨナラ打を放ち、第5戦で森下が逆転の2点三塁打を放つなど、ドラフト1位で獲得した選手の活躍が目立った。

近年のドラフト戦略の成功も大きかった。2005年以降、リーグ優勝から遠ざかっていたチームはフリーエージェント(FA)選手や外国人の大型補強に頼っていた時期もあった。ただ、短期的な視点ではなかなか優勝にたどり着けず、日本人選手を中心に長期的に戦えるチーム作りへと方針を転換した。

編成担当の一人は「ドラフトの場合、あの選手もこの選手も欲しいとなる。大切なのはどこを捨てるか」と話す。18年秋のドラフトでは、センターラインの強化のため、1位で近本を獲得し、2位小幡、3位木浪と内野手を指名。19年秋は将来性重視で高校生を多く指名し、20年秋は即戦力中心。ポイントを明確にして徹底的に絞り込んだ。

中でも、20年は「超当たり年」と言われている。1位でスラッガーの佐藤輝を獲得し、2位の伊藤将は今季10勝をマーク。5位村上は最優秀防御率、6位中野は最多安打のタイトルをそれぞれ獲得し、8位石井はブルペンを支えた。獲得9選手のうち5人が日本一の原動力になった。

岡田監督は昨年秋の就任時から「伸びしろのあるチーム」と話してきた。黄金時代の到来に向け、エネルギッシュなチームはまだまだ成長曲線を描いていく。(嶋田知加子)

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