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大坂なおみ会見拒否問題 専門家「一方通行ではなく調整を」 - 産経ニュース

全仏オープン女子シングルス1回戦で勝利後、コート上でインタビューに応じる大坂なおみ。試合後の記者会見は拒否した=30日、パリ(ゲッティ=共同)
全仏オープン女子シングルス1回戦で勝利後、コート上でインタビューに応じる大坂なおみ。試合後の記者会見は拒否した=30日、パリ(ゲッティ=共同)

女子テニスの大坂なおみが全仏オープン1回戦で勝利した後、記者会見を拒否した問題が波紋を広げている。出場選手の間では、会見の必要性を指摘する声も少なくない。世界屈指のトップアスリートである大坂の行動はどのような影響を及ぼすか。専門家に聞いた。

「プロ選手は賞金をもらってやっている。どんな戦術で戦い、そこにどんな感情があったのかをある程度、話す義務はあると思う」。元プロテニスプレーヤーで、1992年バルセロナ五輪代表の遠藤愛氏(自己最高世界ランキング26位)はこう語る。

選手は強くなればなるほど、メディアで扱われる機会が増え、プロ選手にとっては〝商品価値〟を高めることにつながる。選手たちの心の状態を考慮していないことを理由とした大坂の会見拒否について、「気持ちは分かる」と理解を示しつつも「大坂は心身ともに優れている選手。今の自身の思いを、会見で訴える方法もあったのでは」と遠藤氏。2日には2年ぶりに進出した2回戦が予定されている。「このまま一方通行の意見ではなく、間に誰かが入って取りまとめをし、調整していかなければいけない。これだけの波紋に本人も戸惑う部分があるのでは」と、プレー面での影響を危惧した。

関西大社会学部教授で「メディアとスポーツ」の研究などで知られる黒田勇氏は「選手自身でメッセージを出せる時代になり、100年続いてきたメディアとスポーツとの関係が今、変わりつつある。世界的スターの行動は影響力がある。お互いが妥協して新しい道を探り、新しい仕組みができていくのでは」と話した。

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