レッドソックス吉田正尚外野手(29)が「4番左翼」でスタメン出場し、初のグランドスラムを含む1イニング2本塁打の離れ業をやってのけた。

3-4と1点を追う8回、3番ターナーのソロ本塁打で同点に追い付いた直後の第4打席。まずは、救援右腕ブッシュの時速74マイル(約119キロ)のカーブを右翼席へ3日以来13試合ぶりとなる2号ソロを放ち、勝ち越しに成功した。

2人の連続アーチで勢いづいたレッドソックス打線は、その後もつながり、なお2死満塁で巡ってきた吉田の第5打席。救援右腕グエラにカウント0-2と追い込まれながら、時速85・5マイル(約136キロ)の内角スライダーを捉え、右翼席へ3号グランドスラムをたたき込んだ。

1回1死一、三塁の第1打席には右犠飛を放ち、1打点を挙げた。

第2打席は空振り三振、第3打席は一ゴロ。

吉田は4打数2安打6打点の活躍で、打率は2割3分1厘。

8回に一挙9点を挙げて逆転勝ちを収めたレッドソックスは、貯金を「1」とした。