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【中日】松葉貴大、変則調整でも準備きっちり チーム9年ぶりの先発陣5戦連続白星へ導く粘投100球…うれしい今季初勝利:中日スポーツ・東京中日スポーツ - 中日新聞

◇10日 DeNA1―6中日(横浜)

 鉄壁の竜投手陣が勝利を呼び込んだ。中日は10日のDeNA戦(横浜)に先発した松葉貴大投手(33)が5イニング⅔を2安打1失点と好投。救援陣も無失点リレーを見せて、6―1で快勝した。打線も1回に細川成也外野手(25)が先制打を放つと、その後も小刻みに加点して、2021年9月以来の5連勝。ハマの夜空にこだました竜党の歓声を背に受けて貯金を4としたチームは12日から本拠地・バンテリンドームナゴヤで阪神を相手に首位固めに挑む。

5連勝を果たし、ナインとタッチを交わす立浪監督(後方左)と松葉(同右)

5連勝を果たし、ナインとタッチを交わす立浪監督(後方左)と松葉(同右)

 竜投の牙城はこの日も崩れなかった。2013年7月以来となる敵地での5連勝。柳、涌井、メヒア、小笠原に続いて、今季初先発の松葉も勝った。先発陣に5戦連続で白星がつくのは2015年8月16日の巨人戦(ナゴヤドーム)から同21日のヤクルト戦(神宮)以来、9年ぶりだ。

 開幕ローテ入りした大野と梅津の登板間隔を空けるためにできた谷間を33歳の左腕がしっかり埋めた。「緊張した」という初回。2死から佐野に四球を与えたが、続く牧を外角低め138キロで遊ゴロに仕留めると波に乗ると、低めへ丁寧に球を集める投球で凡打の山を築いていった。

 バットでも適時打を放つなど、マルチ安打をマーク。6回2死一塁となったところでお役御免となったが、ちょうど100球。1軍では2021年10月6日の広島戦(バンテリン)で103球投げて以来の3桁の投球数だった。5イニング⅔2安打1失点。うれしい今季初白星を手にした。

 マツダ、横浜で戦った5試合の45イニングでわずか2失点。先発陣の奮投がチームの良い流れをつくっている。7イニング無失点の柳を皮切りに、6イニング⅓無失点の涌井、7イニング無失点のメヒア、7イニング1失点の小笠原とバトンをつないで、松葉も5イニング⅔を1失点。全員が役割をきっちりとこなして、野手陣が挙げた先制点を守り切る勝ちパターンに持ち込んでいる。だからこそ、立浪監督は「投手の踏ん張りがあっての勝利」とたたえた。

 この日の松葉は変則調整だった。今季初先発を告げられたのは4日。ウエスタン・リーグでの登板予定も本来の7日から5日に変更されたが、準備は万端。チームの状況と自らの立ち位置を冷静に見る。昨年11月の契約更改では「移籍してから一番ローテーションに入るのが難しい」と口にした。実績あるベテランに期待の若手がひしめく竜投手陣。「1回のチャンスで今年が終わるかもしれない」。声が掛かったときに役割を果たすための準備は怠らなかった。

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