広島が今季11度目のゼロ封負けを喫し、交流戦勝率5割に逆戻りとなった。先発森下は4回まで1安打投球も、5回に打者一巡の猛攻を受け、6安打で5失点。3敗目を喫した。打線は3回まで毎回得点圏に走者を進めながら先制点を奪えず、大量ビハインドの中盤以降は追い上げムードもつくれなかった。試合後の新井貴浩監督(47)の談話は以下の通り。

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-得点圏に進めた序盤3回までに1点を取れていれば

新井監督 相手もいい投手なので、なかなかポンポン打てるとは思っていない。こちらも森下で先制点を、というプランで入ったけど、いい投手にいい投球をされたと思います。

-森下投手について

新井監督 森下もいつもいつもナイスピッチングで、点を取られる時はある。相手バッターがうまく対応していたなと見えました。また期間が空くので、しっかり休んでまた次の登板に備えてもらいたいと思います。

-1度、出場選手登録を抹消するということか

新井監督 そうだね。交流戦の予備日があるからね。1回抹消して、しっかりと休んでまた次の登板に備えてもらいたい。

-西武隅田投手は制球アバウトだったと思うが

新井監督 彼は四隅のコントロールというより奥行きで勝負するピッチャーだから、やっぱりあのチェンジアップはなかなか見られない。すごいチェンジアップなので、今日は左バッターに行ってもらった感じかな。特に対戦が少ない中で、あの球を捉えていくのは厳しいと思う。その中でストライク先行でいいピッチングをされたなと思います。

-2回は末包選手が二塁でけん制死

新井監督 隅田くんはけん制がものすごくうまい。気は抜いていなかったと思うけど、何かあったら次(の塁に)行ってやろうとリードをしっかり取っていたので。あれを最初からリードを狭くしてアウトにならない安パイなところでリードしていたら、間一髪のところでホームにかえられなくなる。ホームにかえろうと、攻めてリードをいっぱい取っていかないと。だから、そこは何てことはない。

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