なでしこジャパン、24日のアウェー北朝鮮戦は中立国開催へパリ五輪アジア最終予選：中日スポーツ・東京中日スポーツ - 中日新聞

　日本サッカー協会は8日、女子日本代表「なでしこジャパン」が北朝鮮代表と敵地で対戦するパリ五輪アジア最終予選・第1戦（24日）の試合開催地について、平壌の金日成競技場から中立国に変更される可能性を明らかにした。

日本サッカー協会の佐々木則夫女子委員長

　千葉市内で記者会見した佐々木則夫女子委員長（65）は「中立地域会場を提案する通達がAFC（アジアサッカー連盟）から北朝鮮協会にあった」と説明。平壌での開催を巡って、空路の定期便が運航していないこと、北朝鮮協会との事務レベルの折衝が遅滞している点に加え、競技運営面であまりに不透明な要素が多いため、日本協会がAFCに懸念を伝達。AFCと北朝鮮協会が代替開催地を調整しているという。

　同最終予選はホームアンドアウェーで争われ、第2戦は28日に東京・国立競技場で開催される。

　また、男子の日本代表が平壌の金日成競技場で北朝鮮代表と対戦する2026年W杯アジア2次予選B組第4戦（3月26日）に関して、現段階で変更はない。反町康治技術委員長は「決定に従って、粛々と準備していく」と話した。