大谷翔平、結婚会見してから日没までトレーニングそして愛妻が待つ家へとポルシェを走らせた：中日スポーツ・東京中日スポーツ - 中日新聞

　ドジャースの大谷翔平が２月２９日、米アリゾナ州グレンデールのキャンプ施設で結婚発表会見を開いた。
　自身のインスタグラムで電撃的に結婚を発表してから一夜明け、キャンプ施設には報道陣が詰めかけた。大谷がクラブハウスに姿を見せたのは午後１時５３分頃。黒のＴシャツにジーンズ、白のスニーカーに黒の帽子を被ったカジュアルないでたちだった。

ドジャース・大谷（阿部太郎撮影）

　取材対応を待つ日米の記者が、大谷のロッカーの前に集まる。ドジャースの広報が大谷、そして水原一平通訳と相談。午後２時１５分、クラブハウスの外でメジャーでは異例の結婚会見が始まった。

　大谷が結婚に至った経緯について口を開いた。「いたって普通の日本人」というお相手の女性に出会ったのは、「３～４年前」。ただ、付き合い始めたのは「もっともっと後」だという。基本的には大谷は米国、女性は日本を拠点に遠距離で大切に愛を育んだ。

　大谷によれば、昨年に婚約。プロポーズの言葉は「普通に言いました。あえて（皆さんに）いう必要はないかな」と胸の内に留めた。どこにひかれたかについては「一緒にいて楽しいし、全体的な雰囲気が合っているかな」。照れ笑いをふかべながら、ほおを緩めた。

　日米の押しも押されもせぬスーパースター。２人で外を歩けば、すぐにＳＮＳなどで拡散される可能性はある。デートはなかなか出来なかったようで、「外は行ってない。（室内で）ラフな感じで過ごしていました。外は皆さんがうるさいですから」。徹底して情報が漏れるのを防いでいた。

　シーズン前のこのタイミングでの発表。「一番皆さんがうるさいので。今日、ここでして野球に集中したいのが一番です」と語った。その言葉通り、この日はウオームアップやケージでの打撃練習を済ませた後、午後６時過ぎまで残ってトレーニングや体のケアなども行っていた模様だ。そして、アリゾナの空が薄暗くなる中、愛妻が待つ家へとポルシェを走らせた。（写真は阿部太郎撮影）